005 マウイ島(ロケラニ)、カウアイ島(モキハナ)、モロカイ島(ククイ)

マウイ島の花ロケラニ

マウイ島はハワイで2番目に大きく、北米からの観光客が多い島です。
島の花はピンクの「ロケラニ」、ダマスク・ローズの名でも知られる花です。



ロケ(loke)はバラ(ロゼ)、ラニ(lani)は天国ですから、ロケラニは「天国のバラ」を意味します。
八重咲きの高貴な花で、その卓越した甘い香りは、古くから世界中の人々を魅了してきました。
この花はその時々に、香りの女王、バラの女王、さらには花の女王などと呼ばれます。

カウアイ島のシンボルはモキハナの実

カウアイ島はハワイ8島の中で、最北端にあり一番最初に生まれた島です。
ハワイ諸島を発見した西洋人、キャプテン・クックが最初に上陸した島でもあります。

島のシンボルは固有種「モキハナ」で、カウアイ島でしか見られない、と言われています。
ただし主役は花ではありません。小さくて固い「モキハナの実」がこの島のシンボルです。
新鮮な緑色の実が芳香を漂わせるだけでなく、時と共に乾燥して紫色に変わった後も、その香りは長く保たれます。
なお、この実から出る白い樹液は、皮膚をかぶれさせるので要注意です。

モロカイ島の花はククイ

モロカイ島にはハワイの先住民が多く住んでいます。
時の流れが止まったように、昔と変わらぬ自然の中で、昔ながらの生活を楽しんでいます。
そして、ここは「フレンドリー・アイランド」。 島中の何処で誰と出会っても、親しく挨拶を交わします。
さあ、あなたも向こうからやって来る人に 「アロハ(aloha)!」。 これでもうすっかりモロカイの人です。

モロカイ島の花は白い「ククイ」です。
英語名のキャンドル・ナッツは、かつてその種子の豊富な油分が、灯りの材料とされたことに由来します。