州の花ハイビスカス
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米国では各州毎に「州の花」を定めています。 |
ハワイ州では、当初、「赤いハイビスカス」を州の花にしました。 |
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ハワイではコキオ・ウラ (kokiʻo ʻula) などと呼ばれています。 |
しかし、この花は数が減少し過ぎて、州の花には不適とされてしまいました。 |
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そして現在は、「黄色いハイビスカス」、マオ・ハウ・ヘレ (ma'o hau hele)がハワイ州の花です。
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これら2つの花は、いずれもハワイにだけ自生する固有種です。 |
共に、レッド・リスト(IUCN)では評価されていませんが、絶滅を危惧する声も少なくありません(*1)。 |
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固有種と比べて豪華な園芸品種
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ハワイでは、ハワイアン・ハイビスカスと呼ばれる園芸品種が数多く作られています。 |
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素朴な固有種と比べると大変豪華で、大きな花と豊かな色彩が特徴です。 |
ホノルルなどでよく見かけるのも、このハワイアン・ハイビスカスです。 |
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8つの島にも、島の花と色がある
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ハワイ州に州の花があるように、ハワイ州の8つの大きな島にも、島のシンボルとなる花と色があります。 |
図では、各々の島を、その島の色で塗りつぶしました。
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オアフ、ハワイ、マウイの3島では、各島の花の色が、そのまま「島の色」になっています。 |
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一方、ニイハウ島のシンボルは、花の代わりに小さな白い貝ププとされており、その白い色が島の色です。 |
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また、カウアイ島では、モキハナの花ではなく実がシンボルです。 |
その実の色は、初めは緑ですが次第に紫に変わるので、島の色は紫になりました。 |
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(注記) |
(*1) 国際自然保護連合(IUCN)が作成した、絶滅の恐れのある野生生物のリストです。 |