003 オアフ島の花 イリマ

ハワイの島々に咲き誇る情熱的な花たちは、私たちを惹(ひ)きつけてやみません。
これから数回に分けて、ハワイ州を構成する8つの島の、シンボル・フラワーをご紹介します。
それでは、ハワイと言えば最初に思い浮かべる島、オアフ島から始めましょう。

オアフ島の花 イリマ

オアフ島は、ハワイ州の都ホノルルがある島で、人口は約100万人で全州の約70%を占めています。
そしてハワイ観光の中心でもあるこの島の花は、黄色い「イリマ」です。


イリマの花は、ハワイ州の花 「黄色いハイビスカス」と似ています。
2つの花は共に、花の色が黄色で花弁の数は5枚です。
しかし、花の大きさはイリマの方がはるかに小さく、直径2-4cm程度です。
また、花弁の形状が非対称で歪(ゆが)んでいる点も、イリマの大きな特徴です。


王族に愛された高貴な花

イリマは、古くから王族に愛された高貴な花で、ハワイ王国の花でもありました。


イリマの花で作られたレイは、ロイヤル・レイと呼ばれます。
かつては、王族だけがつけることを許されたからです。


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