「島の花」から 「島のレイ」が生まれる
ハワイ諸島の8つの島では、各島で「島の花」を定めています。そしてその島の花で作ったレイを、 「島のレイ」と呼んでいます。
たとえば、小さくて黄色いオアフ島の花イリマで作ったレイが、「オアフ島のレイ」です。
そして、鮮やかな赤色のハワイ島の花オヒア・レフアからは、「ハワイ島のレイ」が出来ます。
レイの作り方 アラカルト
フラワー・レイを作る手法は、クイ、ウィリ、ヒリ、ハクなど数多くあります。クイ(Kui) は最もシンプルな手法です。
糸をつけた長い針を花の真ん中に通して、幾つもの花を同じ向きに重ねていきます。
プルメリアやオーキッドの花を使いこの手法で作ったレイが、最もポピュラーなフラワー・レイです。
ウィリ(Wili) では、ラフィアと呼ばれる樹皮で花や葉を巻いて作ります。
初めにラフィアを数本まとめてレイの芯(しん)を作り、その後は、芯の上に花や葉を乗せてはラフィアで巻き付け固定していきます。
ヒリ(Hili)は一番古典的な手法です。
1種類の材料だけを使って三つ編みにしながら、その葉を編み込んでいきます。
一方、ハク(Haku)では複数種の材料を使い、三つ編みにしながら花や葉を編み込みます。
ですから、この方法をうまく使うと、大変豪華なレイを作ることが出来ます。