440 アイアイ クウラの子(4.ハナとホノマエレ)

(前回からの続き)

ある時、アイアイは、有名なカウイキの丘とプエオカヒの砂浜があるワナナルア湾、現在のハナ港、に行きました(*1)。


彼はここで神社を作ってクウラを安置し、さらにカウイキの絶壁に、魚の形をした石で作った神を安置しましたが、そこには、マカキロイアとして知られるコアがあります。

そしてハナの人々は、彼らの海にアクレ、オイオイ、モイ、そしてその他の魚たちがしばしば現われるのは、この石のお陰だと称賛しました。

アイアイの素晴らしい仕事は、これで終わりではありませんでした。
ホノマエレに進むと彼は岸辺で玉石を3つ拾い上げ、海に入って波が砕ける地点の先まで行くと、そこに石を置きました。

やがて、これら3つの玉石は他の石も集めて一緒になり、海底に整然とした隆起地形を作りました。

そしてこれが出来上がると、遥(はる)か遠洋からアウェオウェオが集まって来て、この玉石の隆起地形で疲れを癒(い)やしました。
すると直ぐさま、人々が漁網、釣り針、そして釣り糸を持ってやって来て、好きなだけ魚を捕まえるのでした。


筆者は1845年に、その様子を実際にこの目で見ました。

このアウェオウェオのコアは、今もなおそこにあるのですが、その場所を確認することは困難です。と言うのは、かつての住人たちは、既に亡くなるか転居しており、今は一人も残っていないからです。

(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, 22. Aiai, Son of Ku-ula. Part II of the Legend of Ku-ula, the Fish God of Hawaii. Translated from Moke Manu by M. K. Nakuina, p.230-249.