(前回からの続き)
この釣り針を見て、かつてないほど多くのアクが、まさに飛び跳ねるようにしてカヌーの中に入って来ました(*1)。
カヌーは労せずして魚で一杯になり、カプウコロに着くと水面下に沈んだので、使用人たちはカヌーを浮かせて砂浜まで運ぼうとして、海に飛び込みました。
カヌー上の使用人たちは、この首長コウの義息子の働きぶりを、とても不思議に思いました。
そして岸辺にいた人々は、港を埋め尽くしたアクがクウィリの養魚池に向けて進み、レレオ川の河口に届きそうな光景に、歓声を上げました。
カヌーが岸に着くと、プニアイキは2匹の魚を手で掴(つか)んで、父が待って居る所へ行きました。するとアイアイアは、その魚を母が住む地へ持って上がるよう、命じました。
これらのアクは彼女への贈り物ではなく、カフアイラナワイの直ぐ上側に設置された、コアに祀(まつ)られたクウラへの奉納物でした。
プニアイキは神と崇(あが)める父の指示に従いました。そこで、父の元に戻った彼は、今度は食料としてのアクを手に、再び母プイワの元に遣(つか)わされました。
彼女は、お土産に食用のアクを持ったこのハンサムな若者が、自分の息子だったのでびっくり仰天しました。そしてこの魚こそが、彼が働いて得た最初の成果でした。
(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, 22. Aiai, Son of Ku-ula. Part II of the Legend of Ku-ula, the Fish God of Hawaii. Translated from Moke Manu by M. K. Nakuina, p.230-249.
この釣り針を見て、かつてないほど多くのアクが、まさに飛び跳ねるようにしてカヌーの中に入って来ました(*1)。
カヌーは労せずして魚で一杯になり、カプウコロに着くと水面下に沈んだので、使用人たちはカヌーを浮かせて砂浜まで運ぼうとして、海に飛び込みました。
カヌー上の使用人たちは、この首長コウの義息子の働きぶりを、とても不思議に思いました。
そして岸辺にいた人々は、港を埋め尽くしたアクがクウィリの養魚池に向けて進み、レレオ川の河口に届きそうな光景に、歓声を上げました。
カヌーが岸に着くと、プニアイキは2匹の魚を手で掴(つか)んで、父が待って居る所へ行きました。するとアイアイアは、その魚を母が住む地へ持って上がるよう、命じました。
これらのアクは彼女への贈り物ではなく、カフアイラナワイの直ぐ上側に設置された、コアに祀(まつ)られたクウラへの奉納物でした。
プニアイキは神と崇(あが)める父の指示に従いました。そこで、父の元に戻った彼は、今度は食料としてのアクを手に、再び母プイワの元に遣(つか)わされました。
彼女は、お土産に食用のアクを持ったこのハンサムな若者が、自分の息子だったのでびっくり仰天しました。そしてこの魚こそが、彼が働いて得た最初の成果でした。
(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, 22. Aiai, Son of Ku-ula. Part II of the Legend of Ku-ula, the Fish God of Hawaii. Translated from Moke Manu by M. K. Nakuina, p.230-249.
