461 アイアイ クウラの子(25.クウラ・コア・魚石を設置)

(前回からの続き)

人々は、港内の至る所にいる魚の数に驚嘆しましたが、そのためにキキハレ地区の流れさえもまたアクで溢(あふ)れていました。そこでプニアイキは、これらの魚を日夜休みなく獲るよう、人々に命じました(*1)。
そして、このアクが来たというニュースは、オアフ島全体に広まりました。

一方、この前代未聞のアクの大漁は、コウにとっては漁師としての名声を汚(けが)す、この上ない恥辱(ちじょく)でした。
しかし彼は義息子を妬(ねた)むことも無ければ、腹を立てることも無く、ただ黙って座っていました。
彼はこの件について、相手のことを思い遣(や)りつつあれこれ思い巡らした結果、この仕事を義息子に任せ、憂(うれ)い無く遂行できるようにしました。

その後間もなくして、アイアイはプニアイキと一緒に、クウラ、コア、そして魚石を、オアフ島のあちこちに設置する準備をしました。すなわち、次の通りです。

コウ石をホノルルとカウマカピリに、クウラをクパフに、そして魚石はエヴァのハナポウリに、各々設置。

アフエナと名付けたクウラをワイピオに設置、さらに2つのクウラをホノウリウリに配置。

ハニ・オと名付けたコアをカラエロアの沖合に設定、またクウラでは、クアとマウナラヒラヒと名付けたものをワイアナエに、カマリノと名付けたものをワイメアに、そしてカイフクウナと名付けたものをコオラウ・モク内のライエマロオに、各々設置。


(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, 22. Aiai, Son of Ku-ula. Part II of the Legend of Ku-ula, the Fish God of Hawaii. Translated from Moke Manu by M. K. Nakuina, p.230-249.