(前回からの続き)
スラムさんの民話 「ヘイアウを造る」の最後は、モロカイ島の断崖に立つヘイアウのお話しです。
ハワイの人々は、「これはメネフネが建てたに違いない。」 と信じています。
そのヘイアウがあるのは、垂直に切り立つ断崖絶壁から、まるで棚のように張出した岩の上です。
そのため、これまでにヘイアウにたどりつけた人は、上からであろうが下からであろうが、誰一人としていません。
そして何よりも不思議なのは、ヘイアウの石材です。
その石は一見、海辺にある石のように見えます。
もしも海辺の石ならば、一体どのようにして、あの断崖の岩棚上まで運んだのでしょう?
やはりメネフネには、自然界の法則を越えた超自然的な力が、あったのかも知れませんね。
(終わり)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales.
スラムさんの民話 「ヘイアウを造る」の最後は、モロカイ島の断崖に立つヘイアウのお話しです。
ワイコルの断崖に立つヘイアウ
モロカイ島のカラウパパ近くにある、ワイコルの断崖には一つのヘイアウが立っています(*1)。そのヘイアウがあるのは、垂直に切り立つ断崖絶壁から、まるで棚のように張出した岩の上です。
メネフネは超自然的な存在?
背面の絶壁は100m近くも立ち上がっており、人が近づこうにも、近づきようがありません。そのため、これまでにヘイアウにたどりつけた人は、上からであろうが下からであろうが、誰一人としていません。
そして何よりも不思議なのは、ヘイアウの石材です。
その石は一見、海辺にある石のように見えます。
もしも海辺の石ならば、一体どのようにして、あの断崖の岩棚上まで運んだのでしょう?
やはりメネフネには、自然界の法則を越えた超自然的な力が、あったのかも知れませんね。
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales.