(新しいお話しの始め)
スラムさんの著書「ハワイの民話」の第Ⅳ章は、「ペレとカハワリ」 です(1)。
この部分は、エリス(Ellis)さんの「ハワイの旅(Tour of Hawaii)」 からの引用のようです。
本文に入る前に、お話しの舞台と主な登場人物などにつき、簡単に説明しましょう。
そのハワイ島の1番東側にあるのが、プナ地区です。
このお話しの舞台は、プナの東はずれにある、1つの丘の斜面です。
この斜面は 「カハワリのそり滑り場」、と呼ばれていました(*2)(*3)。
そして、この丘の西方にはキラウエア火山があり、ペレが住んでいると伝えられています。
・カハワリ(Kahawali)
カハワリは、ハワイ島東部にある、プナという地区の首長(chief)です。
友達とそり滑りをしようと、丘の斜面のそり滑り場にやって来ます。
そこで若い女性から競争しようと挑まれ、それがペレとは知らずに、その挑戦を受けます。
・ペレ(Pele)
ペレは火山の女神で、キラウエアの火口に住んでいます。
面白そうなそり滑りを見ると、自分も挑戦したいと言い出します。
しかし、そりの幅が狭いため不安定な上に、スピードが出るため危険も伴います。
(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, Ⅳ. Pele and Kahawali.
(*2) M.T.K.Sweeney and G.C.Burchard (1994): Archaeology in the Kilauea East Rift Zone Part II: A Preliminary Sample Survey, Kapoho, Kama 'ili & Kilauea Geothermal Subzones, Puna District, Hawaii Island (DRAFT).
(*3) Bernice P. Bishop Museum(1984): ARCHAEOLOGICAL RECONNAISSANCE AND HISTORICAL SURVEYS OF LANDS AT KAPOHO, PUNA, HAWAI'I ISLAND.
スラムさんの著書「ハワイの民話」の第Ⅳ章は、「ペレとカハワリ」 です(1)。
この部分は、エリス(Ellis)さんの「ハワイの旅(Tour of Hawaii)」 からの引用のようです。
本文に入る前に、お話しの舞台と主な登場人物などにつき、簡単に説明しましょう。
お話しの舞台
ハワイ諸島の1番東には、ビッグアイランドの愛称で親しまれる、ハワイ島があります。そのハワイ島の1番東側にあるのが、プナ地区です。
この斜面は 「カハワリのそり滑り場」、と呼ばれていました(*2)(*3)。
そして、この丘の西方にはキラウエア火山があり、ペレが住んでいると伝えられています。
主な登場人物
このお話しの主人公はタイトルにある2人、ペレとカハワリです。・カハワリ(Kahawali)
カハワリは、ハワイ島東部にある、プナという地区の首長(chief)です。
友達とそり滑りをしようと、丘の斜面のそり滑り場にやって来ます。
そこで若い女性から競争しようと挑まれ、それがペレとは知らずに、その挑戦を受けます。
・ペレ(Pele)
ペレは火山の女神で、キラウエアの火口に住んでいます。
面白そうなそり滑りを見ると、自分も挑戦したいと言い出します。
そり滑り(ホルア(Holua))
そり滑りとは、ホルアと呼ばれるそりで斜面を滑り降りる、大変人気のあるスポーツでした。しかし、そりの幅が狭いため不安定な上に、スピードが出るため危険も伴います。
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, Ⅳ. Pele and Kahawali.
(*2) M.T.K.Sweeney and G.C.Burchard (1994): Archaeology in the Kilauea East Rift Zone Part II: A Preliminary Sample Survey, Kapoho, Kama 'ili & Kilauea Geothermal Subzones, Puna District, Hawaii Island (DRAFT).
(*3) Bernice P. Bishop Museum(1984): ARCHAEOLOGICAL RECONNAISSANCE AND HISTORICAL SURVEYS OF LANDS AT KAPOHO, PUNA, HAWAI'I ISLAND.