(前回からの続き)
王様ははじめに、カハラオプナとカウヒに、事件の全容を説明するよう命じました。
-- 2人の間に起きた出来事の全て、
そして、彼女が死んだと言う噂(うわさ)について。
彼と彼女は詳しく王様にお話ししました。
カウヒはその中で、もとはと言えばあの醜い2人、クマウナとケアワアのせいだと主張しました(*2)。
悪いのは 「カハラオプナが浮気している」と吹聴した彼らなのです。
彼が怒り狂ったのはその噂を聞いたからだ、と言うのです。
一方、噂を流した2人は彼女を目の前にして、今まで彼女に会ったことが無いと認めました。
そして、彼らの言葉は全て口先だけの自慢話だった、と白状したのです。
「お前たちにとってはただの遊びでも、それが罪の無い彼女をどれだけ苦しめたことか!
この裁判では、お前たち2人とカウヒは直ちに死刑とする。
そしてもしも、お前たちの守護神の力が絶大で、生き返ることが出来るなら、
それは、お前たちにとってはありがたいことだ。」
(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, Ⅺ. Kahalaopuna, Princess of Manoa. Mrs. E.M. Nakuina.
(*2) あの醜い2人とは、「124 民話 カハラオプナ(T.あかんべーの男たち)」で初登場した、「マカへレイ」すなわち「あかんべーの男たち」のことです。
王様が裁判を始める
いよいよ王様による裁判の始まりです(*1)。王様ははじめに、カハラオプナとカウヒに、事件の全容を説明するよう命じました。
-- 2人の間に起きた出来事の全て、
そして、彼女が死んだと言う噂(うわさ)について。
彼と彼女は詳しく王様にお話ししました。
カウヒはその中で、もとはと言えばあの醜い2人、クマウナとケアワアのせいだと主張しました(*2)。
悪いのは 「カハラオプナが浮気している」と吹聴した彼らなのです。
彼が怒り狂ったのはその噂を聞いたからだ、と言うのです。
一方、噂を流した2人は彼女を目の前にして、今まで彼女に会ったことが無いと認めました。
そして、彼らの言葉は全て口先だけの自慢話だった、と白状したのです。
3人が死刑判決
王様はこれらの話を聞いた上で、判決を下しました。「お前たちにとってはただの遊びでも、それが罪の無い彼女をどれだけ苦しめたことか!
この裁判では、お前たち2人とカウヒは直ちに死刑とする。
そしてもしも、お前たちの守護神の力が絶大で、生き返ることが出来るなら、
それは、お前たちにとってはありがたいことだ。」
(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales, Ⅺ. Kahalaopuna, Princess of Manoa. Mrs. E.M. Nakuina.
(*2) あの醜い2人とは、「124 民話 カハラオプナ(T.あかんべーの男たち)」で初登場した、「マカへレイ」すなわち「あかんべーの男たち」のことです。