(前回からの続き)
目的地のほら穴に着くと、その夜はずーっとそこで過ごしました。
翌朝、彼は持っていた、釣り針、真珠貝、石、を置いてほら穴を出ました。
どんどん進んで、プイリオの道路まで来た時のことです。
そこで数人の子供たちが、楽しそうに矢を投げて遊んでいました。
彼はその中の1人と親しくなり、自分の家に来るように誘われました。
少年とその両親は、アイアイを丁寧にもてなしました。
そして数日の間、アイアイは彼らの家に泊まりました。
ちょうどその時に、少年の両親が、次のような王の命令を耳にしました。
「ハナに住む全ての者は、ヒナレアを捕りに行け。」
(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales. 21. Ku-ula The Fish God of Hawaii, Translated from Moke Manu by M.K. Nakuina, p.215-229.
アイアイが少年と出会う
アイアイは炎と煙の間を縫うように通り抜けて、目的地のほら穴に着くと、その夜はずーっとそこで過ごしました。
翌朝、彼は持っていた、釣り針、真珠貝、石、を置いてほら穴を出ました。
どんどん進んで、プイリオの道路まで来た時のことです。
そこで数人の子供たちが、楽しそうに矢を投げて遊んでいました。
彼はその中の1人と親しくなり、自分の家に来るように誘われました。
少年の家に泊(と)まる
アイアイはこの少年の誘いを受けました。少年とその両親は、アイアイを丁寧にもてなしました。
そして数日の間、アイアイは彼らの家に泊まりました。
ちょうどその時に、少年の両親が、次のような王の命令を耳にしました。
「ハナに住む全ての者は、ヒナレアを捕りに行け。」
(次回に続く)
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(注記)
(*1) Thomas G. Thrum(1907): Hawaiian Folk Tales. 21. Ku-ula The Fish God of Hawaii, Translated from Moke Manu by M.K. Nakuina, p.215-229.